「作る側」から「使う側」へ。私が60代で新しい挑戦を始めた理由
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40年近くという長い年月を、私は美容業界のど真ん中で過ごしてきました。
日本の女性たちが何を求め、どんな肌に憧れているのか。来る日も来る日もそればかりを考え、研究室と市場を行き来する日々。
「洗顔専科 パーフェクトホイップ」や「IHADA(イハダ)」。
世に送り出した商品たちが、今もドラッグストアの棚に並び、多くの方に愛されている光景を見るたび、開発者としての誇りと喜びを感じてきました。
けれど、60歳という節目を迎えた時。
ふと立ち止まって、私は「作る側」の衣を脱ぐことを決めました。
情報の洪水の中で、迷子になっていませんか?
メーカーの人間としてではなく、一人の女性として改めて美容の売り場に立った時、あることに気づきました。
「なんて素敵な商品が溢れているんだろう」
そして同時に「これだけあると、何を選べばいいのか分からない」
世の中には魅力的な化粧品が無数にあり、雑誌やSNSには情報が氾濫しています。 若い頃なら手当たり次第に試せても、50代、60代になると、失敗したくないし、肌への負担も気になる。多くの大人の女性が、美しさの正解を探して「迷子」になっているように見えました。
ブランドやメーカーの垣根を超えて
だからこそ、私のこれからの人生(セカンドキャリア)は、「新しい商品を作ること」ではなく、「今ある素晴らしい商品の『使い方』を伝えること」 に捧げたいと思ったのです。
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今のあなたの肌には、何が必要なのか?
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そのクリーム、どう塗れば効果が最大になるのか?
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もっと魅力をあふれさせるための「選び方」とは?
メーカーという枠(しがらみ)を外れた今だからこそ、本当に良いものを、フラットな目線で、本音でお伝えすることができます。
60代は、もっと自由に、ナチュナルに
今、私は長年の夢だったパリで暮らしています。
仕事に没頭し、離婚を乗り越え、がむしゃらに走ってきた40代を経て、今が一番、心も体も軽やかです。
これからは、メイクもケアも、そして人生も「ナチュラル」でありたい。
積み重ねてきた知識や知恵が、同世代の皆さまの「美の道しるべ」になれば、これ以上の喜びはありません。「作る人」から「使う人の一番の理解者」へ。
私の新しい挑戦は、まだ始まったばかりです。